■Profile(1096字) 宮 谷 理 香 MIYATANI RIKA

宮谷理香は知的で色彩感豊かな演奏に定評のあるショパン弾きである。

その真摯な活動は今、更なる発展を続けている。

金沢市に生まれる。

桐朋子供のための音楽教室、桐朋女子高等学校を経て、桐朋学園大学卒業。95年 第13回ショパン国際ピアノコンクールに第5位入賞し、一躍注目を集める。

96年同大学研究科修了と同時に、サントリーホール(東京)、いずみホール(大 阪)にてデビューリサイタル。本格的な演奏活動を始め、国内の主要オーケスト ラとも共演。第23回日本ショパン協会賞、第9回飛騨古川音楽大賞新人賞受賞。 松岡貞子、アンジェイ・ヤシンスキ、ピオトル・パレチニ、ハリーナ=チェル ニー・ステファンスカ、園田高弘の各氏に師事。

海外での活動としては、これまでにパリのサル・プレイエル(サル・ショパン)を はじめ、ウィーンのグラフェネック城、ポーランドのワルシャワ フィルハーモ ニーホール、チェコのノヴェ メストなどでリサイタルを開催するほか、ドゥシ ニキ国際ショパンフェスティヴァル、99年ショパン没後150年演奏会(ポーラン ド四都市)02年国際交流基金の派遣による演奏会(ポーランド二都市/スペイン 四都市)、中国の蘇州における日中友好コンサート等にも招待されている。

01年、04年、09年ライプツィヒ弦楽四重奏団と共演。04年 東京オペラシティの 「B→C」シリーズでは、バッハから日本人現代作品までの幅広い可能性を示して 優れた成果を挙げた。また、故郷石川での学校訪問活動(05年〜)助川敏弥作品の 新作初演(06年)、ピアニスト高橋多佳子との実力派ピアノデュオ<Duo Grace> (06年〜)や、ヴァイオリンやサクソフォンとのアンサンブルなど、新たな領域に も次々と意欲的に世界を拡げている。さらにショパンの作品を中心に彼をめぐる 様々な作曲家を取り上げたリサイタル・シリーズ「宮谷理香と廻るショパンの旅 (2001-2010)」を10年に亘って開催し、大好評を博す。10年スロヴァキア・ フィルハーモニー管弦楽団(L.スワロフスキー指揮)との共演。その他、全国各 地でリサイタル、レクチャーコンサート、室内楽、また子供たちの情操教育を目 的とした「こどものための音楽会」など、幅広く活動を展開中。その自然で知性 あふれる音楽性が高い評価を得ている。また、05年、10年に日本ショパン協会主 催ショパンコンクール審査員を務めるなど、後進の育成にも携わっている。08年 には初の著書「理香りんのおじゃまします!〜ピアニスト万華鏡」を出版。全7 枚のCDをリリース。ショパン名曲集アルバム「Rika Plays Chopin」シリーズの 「SCHERZO」(09年)、「SONATA」(10年)はレコード芸術誌特選盤となる。

宮谷理香ホームページ http://www.miyatani.jp/rika/

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能登ピアノレスナー会

  第5回石川県NOTOこどもミュージックセミナープレミアムコンサート

      〜プログラム〜

     バルトーク    ハンガリー農民歌による即興曲 作品20
     ベートーヴェン ピアノソナタ第32番ハ短調 作品111
     ショパン     ノクターン第13番 ハ短調 作品48−1
     ショパン     スケルツォ第1番 ロ短調 作品20

c Wataru Sato